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「高齢者は性や恋に関心が簿い」は誤解
この話をすると、必ずと言っていい程、ひんしゆくを買ったり叱られたりする。
いくら
「厚生白書に記載されていることを伝達しているに過ぎない」
と弁解しても、
「役所は何をバカなことをしている。バカな役所の代弁をする奴は、やっぱりバカだ」
「エイズが……、汚職が……、何が老人とSEXだ」
と散々な日にあったことが、二度や三度ではない。
このテーマは、今日の日本では、気楽に議論することすらできないタブーなのかも知れない。
『平成九年版厚生白書』には、井上勝成・荒木乳根子編『(現代のエスプリ)老いと性』に掲載されてあるデータの説明がしてある。
「(高齢者で)異性との間の愛情や性的関係を望む人は男性の94%、女性の70%にのぼる」
「高齢者は恋愛や性と無線であるという考えが誤りであることは、いうまでもない」
「恋愛や性をめぐる問題は、老人福祉施設においても重要性を増してきている。
そして、施設側の基本姿勢としては、好意的な意見が約8割に達しているという調査結果も報告されている」
「高齢者が心豊かな老後生活を送る上で、恋愛や性は重要な要素である」
そして、京都府の和多田峰一氏が16年前に開設したボランティア方式の高齢者の結婚相談所「無限の会」がコラムとして紹介されてある。
「会員は約1000名、これまでに約900組のカップルが誕生している。
本人同士の意志の合致があっても、相続などの問題もあり、ゴールインまでは相当時間がかかるという」
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高齢者は働かない?
介護のお仕事に就く老人も多い
老人は働かない。
よって超高齢化社会は労働力不足に陥る。
それゆえ経済活力低落なんて説を読んだことがある。
これはバカバカしい話で、15〜64歳の人口構成は21世紀になっても低下しないのである。
さらに、高福祉になれば元気老人の比率が断然増加する。
必然的に元気老人の「第二の活躍の場」が整備される。
しかも、「年金を受給しているから、そこそこの賃金でもOK」となるから、経営者も大喜びとなる。
だから労働力不足など、まったく心配ない。
さて、現在でも欧米に比べて、日本は老人の就業率が高いと言われている。
しかし就業・失業の公表されている統計数字(公表失業者率)を、国別に比較しても意味がない。
例えば、失業率の統計では、世界各国で失業の定義がバラバラである。
日本では週に一時間でもアルバイトしたら、それはもう失業者でなくなるが、欧米では失業者である。
あるいは、潜在失業者率を日本では就業意欲がないものとして無視されるが、潜在失業率を比較すれば日本は欧米よりも高失業率になっている。
とにかく、実体からすると、日本は欧米並みの高失業率らしい。
外国と比較して日本は公表失業率が低いと自慢しても、まったく無意味なのである。
そんなわけで、欧米に比べて日本は老人の就業率が高いと言っても、あてにならない。
身の回りの元気な老人を見回すと、ほとんどが「働いている」あるいは「ボランティア活動をしている」のである。
そして、「介護のお仕事」に飛び込む老人も、大勢いる。
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