痛みを理解する気持ちを忘れずに
「こんにちは、お変わりありませんか」
の挨拶から始まるヘルパー派遣。
ご本人や介護者から「変わりありません」と返答があると、ほっとひと安心。
でも状況に変化があるときは、今日の入浴・清拭は大丈夫だろうか、医師の指示は……と心配しなければならないことが広がります。
介護者から詳しく説明を受けた後、その日のプログラムを考えなければなりません。
週1〜2回の入浴・清拭ができなくなることを、ご本人はとても嫌がります。
少しぐらい無理をしてでも…、と言われます。
ご本人の気持ちを考えると、つい情に流されそうになりますが、
心を鬼にして「今日は手浴足浴だけにしましょう」などと説明すると、もうヘルパーは大悪人。
でも寝着更衣、シーツ交換、身辺整理と可能な限りの介護をさせていただくと、「ありがとう」と言ってくださいます。
このときは、鬼から天使になったような気持ちになります。
ここで、今日、入浴・清拭のできなかったご本人の気持ちを忘れず、次回は普段どおりであることを願います。
ほんの短いひとときの関わりの中で、ご本人や介護者の痛み・苦しみを理解し、やすらぎを与えられるようなヘルパーになり、
また、その気持ちを常に持ち続けていられたら、ホームヘルパーとして一人前だと思います。
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