在宅介護におけるストレス
ある、生活指導員の体験した話です。
入浴サービスのとき常に気にかけていることは、
「叩かれたあとはないか」
「ひっかかれた傷はないか」
をチェックすることです。
ある朝、目のまわりを青くした利用者がデイサービスにきました。
事情を聞くと「車椅子に乗るときにふらついてこけた」といいます。
気になって、送っていったとき家族に尋ねると「ベッドの柵で打った」といいますが、どうみても殴られたあとのようです。
そのときはそのまま失礼し、センターに帰ってから、他にどんな機関が関わっているか調べたところ、保健婦が訪問指導しているので担当保健婦に連絡し、一度訪問してもらうようお願いしました。
保健婦が訪問して話を聞くと、
「夫があまり言うことを聞かないので、つい手が出てしまった」
と話されたそうです。
ショートステイをすすめてもらい、在宅介護支援センターから手続きをとりました。
在宅介護は、老人や介護者がストレスをためやすい状況です。
殴った人を責めても問題の解決にはなりません。
悪いと分かっていながら手を出してしまい、介護拒否をしてしまうまでにストレスをためる状況に追い込まれているのです。
それは、在宅サービスに関わる者たちの責任であるこことを、常に自覚しておきたいと思うのです。
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