准看護婦(士)
30万人の運命は
看護婦には正看護婦と准看護婦とがあり、准看護婦は医師または正看護婦の指示を受けて、正看護婦と同じような職務をする。
「看護婦」と記述してある場合は、正看護婦だけを意味することもあるし、正・准両方を意味している場合もある。
准看護婦に関しては、平成八年(1996)十二月に、厚生省(当時)の准看護婦問題調査検討会が「二十一世紀初頭の早い段階を目途に看護婦養成制度の統合に努める」と提言した。
つまり、准看護婦の制度を廃止し、正看護婦に一本化する方針を固めたのである。
背景として、
(1) 厚生省(当時)は平成十二年(2000)には需給バランス115万9千人で、看護婦不足が解消すると判断している、
(2) 中学を卒業して、すぐさま准看護婦をめざす女性が減少、
(3) 正看護婦の需要は高いが准看護婦の需要が減少している。
それでは、現在の准看護婦はどうなるのか?
准看護婦については、長年にわたって、看護婦でなければ行うことができない業務を准看護婦養成所の生徒に行わせている(生徒を使えば人件費格安)、
あるいは、生徒に対して特定医療機問への勤務を強要するという人権無視の横行…、などが指摘され続けてきた。
それらの問題は検討やら議論だけがダラダラ続いただけであった。
結局、改善されずに、「どうも数年後には、准看護婦が余りそうだ」ということで、准看護婦そのものが廃止されることになった。
廃止が決まってから、やっと平成九年(1997)三月から、生徒の特定医療機関への勤務義務を禁止した。
なんともはや、腹いっぱい食べさせた後に食い過ぎ注意、と言っているようなものだ。
准看護婦が正看護婦になるルートは、一応あるが、簡単になれるならば三十万人もの准看護婦が働いているわけがない。
彼女達の運命については、今後継続的に検討するということになっている。
検討やら議論が未だにダラダラ続いている。
盲導犬訓練士
テレビかマンガか、どうもその影響で盲導犬訓練士の人気が非常に高い。
盲導犬の訓練に対する資格は個人ではなく、国が指定した盲導犬の訓練を目的とした法人(現在、全国にハ法人ある)に与えられている。
だからまず、その八法人に就職することが必要となる。
めでたく就職できても、犬が好きぐらいの甘い意識では、最低五年以上という訓練に耐えられず、辞めていく者も多い。
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