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社会福祉士
相談・指導・助言の専門職
老人を直接的に介護する者の資格として、介護福祉士、介護アテンドサービス士、ホームヘルパー(1〜3級)の三つがあるが、社会福祉士は相談、指導、助言をする専門職の資格である。
ただし、現実問題として、たとえば老人ホームなどに勤務すると相談、指導、助言だけでなく実際の介護に携わらねばならないケースが多い。
社会福祉士は、昭和六十二年(1987)に制定された「社会福祉士および介護福祉士法」に基づく国家資格である。
この国家資格を取得した者以外は、「社会福祉士」を名のることができず、「名称独占」の資格といわれる。
社会福祉士は、その専門性が高いことからソーシャルワーカーと呼ばれることもある。
社会福祉士および介護福祉士の資格を有している人の仕事の満足感は、大半の人が滴足しているようだ。
むろん不満もあって、その一つは、一般社会から認められていないことにあるようだ。
そう感じている比率は、社会福祉士が80%、介護福祉士が50%となっており、とりわけ社会福祉士の場合、認められていないと感じている。
いろいろ原因はあろうが、まだ資格が誕生して十数年しか経過していないからであろう。
平成十一年(1999)度九月未で、約18000人の社会福祉士がいる。
(介護福祉士は約167000人)
職場と職種
☆ 老人福祉施設など施設の生活指導員。
☆ 公務員となり福祉事務所の相談窓口へ配属されて、社会福祉主事(ケースワーカーとも言われる)となる。
☆ 社会福祉協議会や福祉公社の福祉活動指導員、福祉活動専門員。
☆ 個人開業も可能だが、そうした人は極めて少ない。
☆ 社会福祉士は福祉全般の知識を有しているから、老人だけでなく身体障害者、知的障害者、児童福祉も職場となっている。
ソーシャルワーカー
一般的に社会福祉分野に就労している人々の総称である。
しかし、福祉の専門的知識・技術を有して福祉の職場で働く専門職をいう場合も多い。
社会福祉士だけを指す場合もある。
なんとなく、ぼんやりした言葉である。
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社会福祉士の取得方法
合格率25%
はっきり言って、介護福祉士よりも相当難しい。
介護福祉士の国家試験の合格率は平均50%であるが、社会福祉士の合格率は平均30%である。
受験日
毎年9月〜10月が申し込み期間。
社会福祉国家試験は年一回、一月頃に、全国12会場で実施される。
筆記試験のみ。合格発表は四月頃。
どうして、そんなに時間がかかるのか……?
試験科目
・社会福祉原論 ・老人福祉論 ・障害者福祉論 ・児童福祉論 ・社会保障論 ・公的扶助論 ・地域福祉論
のうち一科目
・ 社会福祉援助技術総論 ・社会福祉援助技術論I ・社会福祉援助技術論�U ・社会福祉援助技術演習 ・社会福祉援助技術現場実習 ・心理学・社会学・法学
のうち一科目
・医学一般 ・介護概論
受験資格の取得ルート
8つのルートがあるが、いずれも最終的に社会福祉士国家試験に合格する必要がある。
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社会福祉主事任用資格
たいして意味がない資格
この資格については、さほど注目しなくともよい。
とにかく地方公務員試験に合格してからの話である。
社会福祉主事任用資格の有無と公務員試験の合否とは、ぜんぜん関係がない。
地方公務員に合格すれば、どこかの部課へ配属され、あるいは数年ごとに転勤になる。
役所には様々な部課があるが、その中に福祉事務所がある。
その時になって、役所の人事課が資格の有無に関心を持つだけである。
というのは、福祉事務所において福祉六法に定める援護・助言の仕事をする地方公務員は社会福祉主事(あるいはケースワーカー)と呼ばれるが、
その人達は社会福祉主事任用資格を有していなければならないと定められているからである。
人事課は資格を持つ一般採用職員の中から、福祉事務所の社会福祉主事として任用する。
任用資格とは、任用されるための条件であると言える。
一応、資格取得については、次のとおりである。
(1) 大学などで厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する科目を三科目以上履修した者。
指定科目には、法律学、心理学、社会学、社会政策、経済政策なども含まれ、特別に福祉系の大学や学部でなくても、文系の大学を卒業した者ならば、無意識のうちに条件を満たしている者は多い。
(2) 厚生労働大臣の指定する養成機関または講習会の課程を修了した者。
なお、老人福祉法では福祉事務所には老人福祉指導主事をおくことが義務づけられている。このポストは社会福祉主事の中から任用される。
余計なことながら、一言。
ほとんど意味を有していない社会福祉主事任用資格は、行政改革の対象と思う。
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社会福祉士試験突破のステップ
受験申し込みをしてから合格証を手にするまでの期間は、約半年間である。
[受験申し込み]
受験申し込みはおおむね九月から10月頃の一ヶ月間である。
受験票などは文末に記載の財団法人社会福祉振興・試験センターに申し込む。
受験票の配送は試験日の数週間前までに配送されてくる。
[試験会場]
全国11会場で行われる。
[試験日]
試験は一月頃行われる。年一回である。
[試験科目]
社会福祉原論、老人福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、社会福祉援助技術、心理学、社会学、法学、医学一般、介護概論の13科目である。
[合格発表]
四月頃、試験センターから合格通知が届く。
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